Armour Pro Kit by Vaporesso【スターターキット】レビュー
こんにちは!
2018年に21700バッテリー対応のMODが次々発売され、
これからのスタンダードになりつつありますよね!
MODを選ぶ時、「21700対応じゃないのかぁ。。」なんて思う事がしばしばあります。
私が21700バッテリー対応機種として一番最初に選んだのが、
HotcigのG100でした☆
最近のレビュー記事の写真にもちょくちょく参加してますが、
とてもシンプル&コンパクトでかなり重宝しております!
VAPEを始める方にオススメのスターターといえば、EleafのiStick Pico 75wが今までの定番でしたが、
21700バッテリーの普及により一概にそうは言えなくなってきたように思います。
ではこれからの定番は何なのか。。。
iStick Picoにも21700バッテリーに対応した機種が発売されてますが、
もう一つコンパクトさや性能面で、個人的に初めてのVAPEにオススメしたい製品がありましたので記事にしてみました☆
Armour Pro Kit
去年発売されしばらく時間は経っておりますが、レビュアーさんや購入した方からの評価も高い製品です!
Cascade Baby Tank(クリアロマイザー)とArmour Pro(MOD)のキットになります。
このArmour Pro、初めて実際の製品を見たのですが、結構小さいですね!
カラーはミッドナイトブルーですが上品な質感でとてもGoodです☆
カラーバリエーションは6色。
ブラックとホワイトにはゴールドのラインが入っており、よりエレガントな雰囲気ですね☆
しかし私はミッドナイトブルーが好みだったのでそちらにしました!
パッケージ&内容物
どこか近代的でファッショナブルなデザインの箱ですね!
保護フィルムなど、しっかりとした梱包でした☆
第一印象は、質感がとてもイイ!!でした♪
<内容物>
・Armour Pro 本体(本体に18650バッテリー用スリーブ収納)
・Cascade Baby Tank 本体
・交換用コイル
・ガラスタンク(スペア)
・予備Oリング
・USBケーブル(充電&ファームウェアアップデート)
・Warranty Card
・ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは日本語対応でしたよ!ありがたいですね☆
しかしながら、本体の詳しい操作方法等は記載がありませんでした。。。
とてもカッコいいUSBケーブル☆
こんなオシャレなのは自分で購入した事すらありませんでした!
VAPEを始めてUSBケーブルは殆どのMODに付属しているので余る程あるのですが、
このケーブルは速攻1軍入り決定です!
Cascade Baby Tank クリアロマイザー
Armour Pro KitにはVaporesso製のクリアロマイザー、Cascade Baby Tankが付属しております。
名前に”Baby”とありますが24.5mmの若干大きめなクリアロマイザーです☆
外観とスペック
MODのカラーバリエーションが6色あるArmour Pro Kitですが、
そのうち5色がマッドブラックのCascade Baby Tankになります!
ホワイトのみシルバーです。
シンプルで高級感がありますよ♪
アトマイザーの直径は24.5mm、高さは43mm(ドリップチップ含めると54mm)
リキッドの容量は5mlになります。
コイル交換式のクリアロマイザーになります。
重量は約67gでちょっとずっしりしております!
Cascadeシリーズはこれまで3種あり、全てVaporessoのGTコイルが共通で使用できます☆
構造
・ドリップチップ
・トップキャップ
・ガラスタンク
・Isolation Component(トップキャップと共にガラスタンクを挟むヤツ)
・コイル
・コイルベース
部品一つ一つしっかりしており、重量があります!
分解する時に気づいたのですが、各スレッドが正ネジ・逆ネジと交互になるように加工されております☆
そのおかげで、例えばデッキを外す際にタンク部が不意に回ってしまうような事がありません!
細かい工夫感謝です☆
ドリップチップ
外径:15→13.5mm
内径:約6mm→11mm
高さ:約11mm(接続部含まず)
サイズ:510
素材:樹脂製
外径は口元に向かって若干絞ってあり、逆に内径は口元に向かいテーパー状に広がっております。
咥え心地はちょっと太いかなと言う感じで、
個人的な感想ですが、ここまで太いなら810にしてもいいのにな。。と思いました!
タンクセクション
デッキから上のパーツが丸ごと外せるようになっており、
タンクにリキッドが残った状態で、コイル交換ができます!
RTAではもはや定番ですが、クリアロマイザーではリキッドを吸いきらないと、
コイル交換ができないものが未だにたくさんあるので、これは助かりますね!
リキッドはトップフィル方式。
矢印を手前に持ち、上部の黒いキャップを持ち上げ奥へスライドすれば、
リキッドをチャージできます☆
動作もスムースでしたよ♪
上部の黒いトップキャップの外装も外すことができます!
機構の内部まで洗えるので便利ですよね☆
あとチャージホールのパッキンも予備がついており交換が可能となっております!
タンクセクションの下部の部品”Isolation Component”とメーカーサイトにありました。
直訳すると「分離する機構」タンク部とコイルベースを分離する部品と言うところでしょうか。
内部の赤いOリングにコイルが密着するようになります!
その先がチムニーになっておりますが、
滑らかなファンネル状に加工されております☆
ミストのスムースさや味わいに拘った造りですね!
コイル
最初から本体に装着されているのは、
左のGT Mesh Coil 0.18 Ω で推奨W数 50W~90Wで
交換用として右のGT Ccell2 Coil(セラミック) 0.3 Ωで推奨W数 35W~40Wが付属します!
その他にもいろいろなコイルが使用できます!
(とは言え、国内ではなかなか取り扱いがありません。。)
左がメッシュコイル。
中央部がかなり広いですね!いかにも爆煙☆
そして右が、セラミックコイル。
中心部にセラミックがありその内壁にワイヤーが巻かれております!
やっぱり、セラミックコイルを使用したかったのですが、
私のは製品不良で通電しませんでした。。。ついてないなぁ。。。
コイルベース
クリアロマイザーのポジティブピンは、ゴム製の絶縁体に填まっているだけなので、
コイルベースの内側から押せば簡単に外れてしまいます!
しっかり固定されている訳ではないので、ハイブリッド接続のメカチューブでは使用できません!
コイルの底部と先程のポジティブピンはこんな感じで接触します!
コイルの個体差に対応できるようこのような機構で、ポジティブピンは固定されていないのです。
なので、コイルを装着したらポジティブピンがちゃんと出ているかは確認した方がいいと思いますよ!
たとえテクニカルMODでもやっぱりショートは怖い!
使用する前に
準備と言っても、組み立ててリキッドを入れるだけなのですが、
予め、コイルのジュースホールにリキッドを馴染ませておくと、
コットンがリキッドを吸い込み易くなります☆
あとは、チャージホールからリキッドをチャージして、約10分待ちます☆
Armour Pro
公式ホームページのイメージよりも色味は濃くよりシックな印象です!
他の人のレビューやSNSでのハンチェ等見てましたが、
実物を見てみると、そのコンパクトさに驚きましたよ☆
グリップパフに、3個の操作ボタン。
シュッしたシンプルなデザインです!
本体の塗装ですが、マッドでさらさらしております☆
Vaporessoの多機能基板Omni Board 4.0を搭載しており、
パフボタンを押してからのレスポンスが0.002秒(メーカー検証時)
と恐るべき立ち上がりが特徴です☆
外観とスペック
<スペック>
・高さ:86mm 幅:38.5mm 奥行:27mm
・重量(実測):108g(21700バッテリー使用時:179g)
・バッテリー:シングルバッテリー(18650/20700/21700)
・出力:5-100W
・最大充電電流:2A
・ディスプレイサイズ:0.96inch Color Screen
・使用可能抵抗値:0.03~5.0Ω(Super Player Mode Only)
・モード:VW/VT(Ni,Ti,SS,TCR M1/M2)/VV/CCT/CCW/CV/BYPASS
・温度範囲(VTモード時):100~315℃/200~600℉
とにかく機能が満載です☆
が、その割に使い方やモード毎の細かい説明はマニュアルに記載がないのです。。
なので自分なりに調べた情報の範囲でレビューしますね☆
モードの一つに”Super Player Mode”と言うのがありますが、
どうやら爆煙志向の人向けで、使用可能抵抗値が0.03~5.0Ωになるとか。。
だったら、普通のVWモードでの使用可能な抵抗値が何Ωになるのか結局分かりませんでした!
しかし、付属しているCascade Baby Tankのコイル(0.18Ω)が使用できるので、
下限値に関してですが、普通に使う分には問題なさそうですね!
また100Wまで出力できますが、このW数は20700若しくは21700バッテリーでの使用が前提ではないかと思います!
通常、18650バッテリーのMODは大体の物が80W位しか出力できませんからね☆
使用するバッテリーのスペックまでMODでは感知できませんので、
そこはユーザーが配慮する必要があります。
安全の為にも18650バッテリーを使用する際は、80W位までに抑えた方がいいと思います☆
でもそこの所、マニュアルとかで色々説明してほしいなぁと思いますよね。。
サイズ感の表現で一番分かりやすかったのが公式ページの画像。
一般的なクレジットカードと高さがほぼ一緒です!
グリップ式のパフボタンも押しやすくて、
全体のシェイプも手に馴染む握り心地でした☆
アトマイザー接続部は510スレッド。
アトマイザー底面と接触する丸い台座の部分は、
直径22mmでした!
コンタクトはスプリング式になっており、
最初は少し硬くアトマイザーを装着する際に、ちょっと抵抗がありますが、
しばらく使用すると違和感は無くなります☆
バッテリー収納部
専用の18650バッテリー用のスリーブは初期状態で本体に収納されております。
バッテリーの+側を本体側にして、バッテリーを入れて下さい!
右の写真の21700バッテリーも、違和感なく入りました☆
収納蓋の開閉も、硬すぎず柔らかすぎずスムースな印象です!
基本操作
※各ボタンの呼称は、私が普段使っている呼び方で記載しております。
・パフボタン5回クリックで電源のON/OFF。
・パフボタン3回クリックで操作ロック(パフボタン以外のロックです)。
・パフボタンと+ボタン同時押しで時計表示。
・パフボタンとモードボタン同時押しでソフトウェアのバージョン表示。
・モードボタン3回クリック若しくは長押しでモード設定。
ディスプレイ
①バッテリー残量
②現在のモードを表示
③現在の設定値
④現在の抵抗値
⑤現在の電圧(パフ中に表示します)
➅パフカウンタ
⑦パフ時間
モード設定
モードボタンを3回クリック若しくは長押しでモード設定に入ります。
VW・H/VW・N/VW・Sモード
VW(Variable Wattage)モード。よく言うワッテージモードですね!
通常VWモードは設定したW数を出力するだけですが、
Armour ProはSoft/Normal/Hardの3段階で立ち上がり時(0.数秒)の出力を選択できます。
詳しい制御の内容は不明ですが、実際のディスプレイ表示で確認すると、
VW・Sは設定値より低い出力で立ち上がり、徐々に出力が上がっていきました!(徐々にと言っても0コンマ何秒の世界です。)
VW・NとVW・Hは設定値より高い出力で立ち上がり、徐々に設定値に近づいていく感じ。
使ってみるとVW・Nが無難な印象です☆
CCWモード
Custom Curve Modeの略だと思います。通称カーブモード!
パフして吸っている間のW数を0.5秒単位で設定できます☆
+/-ボタンで縦軸の出力を設定して、パフボタンで次の時間(横軸)へ移行します。
全体で5秒間の出力を自由に設定できます!
設定後の待機画面は右の写真になります。
SPモード
最初に述べたSuper Player Mode。
抵抗値0.03~5.0Ωの間で使用できるモードです!
0.03Ωって、これはもうショートですよ。。中央のマークもどこか恐ろしい(^^;)
VVモード
Variable Voltageモード。
VWモードはW数を設定して使用しますが、VVモードは任意の電圧を設定して使用します!
他のMODで使用する際、私はよくVWモードを使うのですが、
実際には小さくディスプレイに表示される電圧の値を意識して設定しております!
VVモードを搭載しているMODは少なく、私自身使うのが初めてになります!
実際に使ってみると、本当にこれ便利ですね♪直感的に使用できる感覚です☆
ワガママを言いますと、右下のV表示の部分に現在のW数が表示されるといいのになぁと思いました。
CCVモード
CCWモードのVoltageバージョンです!操作はCCWモード時と一緒です☆
こんな機能まで搭載されているとは、、もはや神☆
SS/NI/TI/M1/M2
VaporessoではVTモード(恐らくVariable Temperatureの略)と謳ってあります。
TCや温度管理と言われるモード。
実際私はこの辺あまり使用しないので、精度はよく分からないのが本音です。スミマセン。。
SS/NI/TIのワイヤー素材がプリセットされており、M1/M2でその他のワイヤー素材も設定が可能です。
全てで5種類のワイヤー素材を設定できますが、
写真の通り、更に4項目の設定が可能です!
①TCR SET
SS/NI/TIの場合、予めTCR値が決まっておりますがここでも調整ができます。
②POWER SET
温度管理中のW数、ワイヤーが任意の温度に達するまで何Wかけるかの調整です。
③CCT SET
CCWやCCVのように温度管理版カーブモードが搭載されております!スゴイ!!
④ROCK
抵抗値を固定するかしないかの設定です。
BYPASSモード
現在使用している、バッテリーの電圧で出力するモードです!
基盤の入っていないメカニカルMODのような使用感を体験できます☆
SET
ここではその他の設定を行います。
DEFAULT
全ての設定を、出荷時の初期状態に戻します。
BRIGHTNES
ディスプレイの明るさ設定。
PUFCOUNT
パフカウンタの設定。
THEME COLOR
ディスプレイのテーマカラーの変更。
オレンジ・グリーン・ブルー・イエロー・レッドの全5色。
因みに、グリーンにするとこんな感じです!
SMART ON/OFF
コイルの抵抗値に合わせて自動でオススメのW数にしてくれるモードです。
これは正直あまり使わないかなぁ。
因みに、付属のCascade Baby Tank 0.18Ωで55Wでした!
AUTO ON/OFF
これは、調べても何の事か分かりませんでした。。
SCREEN TIMEOUT
スクリーンの待機時間の設定です。
3秒~1時間の間で設定可能。一時間って、もはや待ちぼうけ状態。。
初期の状態で15分でした!長い。。。
ここは購入時に必ず設定しなおした方がいいですよ!!
VERSION
ファームウェアのバージョンを表示します。
TIME SET
時刻の設定を行います。
また、デザインをアナログ式(POINTER)かデジタル式(NUNBER)に変更できます!
もちろんOFFにもできますよ☆
因みに写真は、デジタル式(NUNBER)です!
サイズ比較
左から
リキッド60ml/Armour Pro /G100/iStick Pico 75W
やっぱりコンパクトだと思います!
右隣にあるG100のサイズ感で大満足していたので、
更に背が低くて薄いとなると、正直驚きましたよ☆
実際に使ってみた!
正直なところ、個人的にはセットのCascade Baby Tankを着けたシルエットはちょっと好みではない気がします。。
Cascade Baby Tankの直径がちょっと太くて頭でっかちに見えてしまうんです。。
背の低いRDAなんか着けるともう最高です☆
この段階でこのMODが大好きになりました!
実際に使ってみたところ、、、
Cascade Baby Tankの味は美味しかったですよ!
美味しいのですが、スバ抜けた印象ではありません。普通に美味しい!と言うところ。
ドローはスカスカで調整すればちゃんと絞れます。
実は、私クリアロマイザー独特のシュコーッとした吸い心地が結構好きで、
Cascade Baby Tankの吸い心地も個人的にドンピシャでした☆
ただ、1時間放置していたら、盛大にエアホールからリキッドが漏れてたんですよね。。
コイルに個体差があるのかもしれませんが、結構漏れたという感想を聞くのでそこは残念だなと思いました。
一方、MODのArmour Proは本当に素晴らしい製品だなと思います。
まず最初に、+/-ボタンの他にもう一つボタンがあるのってどうなの??
と思っていたのですが、
使ってみると、このモードボタンがあるお陰でかなり使いやすい印象に変わりました☆
記事の通り、とっても多機能で設定項目が多いです。
通常だと、パフボタン何クリックで設定に入って数値を決めてここでパフボタンを何クリック、、、、、等々
これだと結構使いにくいと思うんですよね。
モードボタン一つで設定に入って、調整して決定!っと
とてもシンプルな動作で、尚且つ画面に従って設定すればいいので、
簡単に多くの設定をこなす事ができます☆
Armour Proのセールスポイントの一つ、立ち上がりのレスポンスですが、確かに早い立ち上がりでしたね☆
ただワイヤーの太さ等のセッティングで大きく左右されると思うので、
人によっては、その性能を感じにくい事があるかもしれません!
このシンプルでコンパクトなデザインと、上品な質感。
多機能なのに直感的に使える操作性の良さ。
これは、もっと一世を風靡してもいいのになぁと思える製品だなと思いました!
個人的には、これからVAPEを始める人に最初のデビュー機として、
また、現在VAPEを使用されてて21700バッテリー対応のMODを探している人にも胸を張ってオススメできる一品だと思います!
ファームウェアアップデート
実は、海外のレビュー等でチラホラ見たのですが、
個体によっては、使用時や待機中のバッテリー消耗が激しい現象があるみたいです。
確かに使用するモードやディスプレイの設定等で、
バッテリーの持ちについての感じ方は人それぞれだと思いますが、
ファームウェアのアップデートで改善するケースもあるようです!
なので念のために、購入したら一度ファームウェアアップデートした方がいいかもしれないですね☆
↑こちらでファイルをダウンロードして、
圧縮ファイルを解凍すればフォルダにマニュアルも入っております!
2種類のファームウェアがあるのですが、マニュアル通りに操作すれば無事に完了できましたよ!
2019/3/25現在こちらが最新です!
実は、ダウンロードしたファイル名に20181012の日付が入っていたのですが、
実際アップデートしてみてもファームウェアのバージョンや日付は変わりませんでした。。
でも不具合を感じたらこうして書き換えるだけでも変わるかもしれませんのでお試しください!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
購入先
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Cascade Baby Tankの交換用コイル
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